ビールの種類を知りたい!ラガー、ピルスナー、エールって何?
お題スロットを回してみたら好きなビールについてだったので書いてみる。と同時に、ビールの分類について自分なりに調べてまとめてみた。
好きなビールの順番を決めるのは難しいので、よく飲む順に10個並べるなら
キリン一番搾り、サッポロ黒ラベル、アサヒスーパードライ、ホワイトベルグ、キリンラガー、金麦、エビス、クリアアサヒ、プレミアムモルツ、淡麗グリーンラベル
かな。まあこんなのは置いておいて、本題。
ビールの分類方法は様々あるらしい。例えば
- 酵母の種類 (発酵の終わりに酵母が沈む下面発酵酵母と、発酵中に酵母が液の表面に浮かび上がる上面発酵酵母)
- 熱処理の有無 (酵母等による変質を防ぐため熱による処理(パストリゼーション)をしたビールと、しない生ビール)
- 原料 (麦芽100%ビールと、米・コーン・スターチ等の副原料を使用したビール)
- 色 (通常の淡色ビールと、中濃色ビール、濃色ビール)
結局実生活で役に立つのはよく聞くビールの種類を知っていること、それがどの分類になっているのかという二点に集約されると思う。
ではどのように分類しようかと調べてみると、最終的に「スタイル」というものに分けられるらしい。店に並んでいるビールはこのスタイルで書かれていることが多いので、これを知っていればどのようなビールなのか想像することができそうだ。だがこのスタイルが曲者で、分類のために原材料や副原料、アルコール度数、苦みの度合い、色み、風味、芳香、ボディの強さなど、様々な要素が用いられる。
そこで、最も生活に使えると思われる二つの観点から分類することにした。一つはよく聞く「エール」と「ラガー」の分類。これは上記の酵母の種類による分類である。
もう一つは色による分類。これを知っておけば「黒ビールが飲みたいからデュンケルを頼もう」などの楽しみ方ができる。
酵母の種類による分類
ビールができるまでの過程については長くなるので今回は抜きにして、
下面発酵酵母→ラガー
(のどごしが良くすっきり爽快、ゴクゴク飲める。)
上面発酵酵母→エール
(イギリスやベルギーで主流。芳醇で濃厚な味わいと飲み応えがある)
とビールは二つだけに分類できる。そして、ほとんどのビール(大手飲料メーカー)は「ラガー」の「ピルスナー」というスタイルである。したにそれぞれどのようなスタイルがあるのか表にしてみる。
分類 | ラガー | エール |
---|---|---|
代表定なスタイル | ピルスナー, アメリカンラガー, ウィンナー, オクトーバーフェスト(メルツェン), シュバルツ, ボック | IPA, アビィビール, アルト, ヴァイツェン, スタウト, セゾン, トラピスト, バーレイワイン, ペールエール, ベルジャン・ホワイト |
なるほどなるほど。IPAとかヴァイツェンはエールだったのか。
色による分類
ペール : (色の濃さが) 淡い、淡色の
アンバー : 琥珀色~赤褐色
ブラウン : 茶系色、褐色
デュンケル : ダークな色
シュヴァルツ : 黒色
これらがそのままスタイルの名前になっていることも多い。
デュンケルとかはビアガーデンとかでよく目にするなぁ。
その他分かりやすい図があったので引用しておく。
ざっくりと、ペールとピルスナー、ヴァイツェンは色が薄い、デュンケル、ポーター、スタウトは色が濃い!くらいでいいだろうか。
追記:クラフトビールについて
定義は様々だが、日本ではクラフトビールとは「いわゆる大手ビールメーカー以外の、地域密着型の小規模な醸造所で造られるビール」と説明されることが多い。